2015年9月18日金曜日

スペインの本屋さん

今月前半、久しぶりにスペインに行ってきました。楽しみは本屋さんめぐり。30数年前、初めて行ったとき、恩師に教えられてたずねたマドリードのグラン・ビア通りにあるCasa del libro は今でも健在。旅行のたびに、必ず立ち寄る本屋さんです。
今回は、マドリードのほか、セビーリャ、へレスの本屋さんにも行きました。立ち寄った順に紹介してみようと思います。


 La extravagante (Alameda de Hércules 33, Sevilla)

セビーリャのアラメダ公園ぞいのオルタナティブな地区にあるおしゃれな本屋。

もらった紙袋には
Historias en tinta y papel para gente extravagante
(とっぴな人々のための紙とインクの物語)の文字が。

La extravaganteの店内。雑貨や絵も置いてあります。








Rayuela (José Luis Luque, 6, Sevilla)


La seta のすぐそばにある児童書店。
開店10年を迎え、読み聞かせなどもしています。

選書の相談にものってくれます。



Un gato en bicicleta (Sevilla)

La setaから少し入った通りにあります。El jueves のがらくた市(骨董市と言うべきか)の通りのそば。やはり店内には雑貨もあり。



La Luna Nueva (Eguilaz, 1, Jeréz de la Frontera)

写真は児童書売り場ですが、大人の本もあります。
子どもの本売り場は、昔ながらのペーパーバックの読み物も充実しており、上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』もありました。

地元の作家や画家などが作った、ナンバリングをした手づくりの本も見せてくれました。



Mar de Letras (Santigao, 8, Madrid) 

マヨール広場から、旧サン・ミゲル市場のほうに出て、オペラ方面に抜ける通りぞいにあります。







赤ちゃん絵本からYA,そして専門家向けの理論書まで、幅広くとりそろえています。地下にちょっとしたイベントスペースもあり。
近年の赤ちゃん絵本の充実を実感しました。

見ていたら、図書館員ふうのお店の方が、わらべ歌にのせてリズムをつけて読んできかせてくれました。



Tipos Infames  libros y vinos (San Joaquín, 3, Madrid)

「最近できたおもしろい店がある」と友人に教えてもらった店。「本とワイン」と店名にあるように、ワインのテイスティングもできるし、店内でお酒やコーヒーも飲めます。

地下がイベントスペース。

Selva Almada の本を買ったら、「火曜日にその作家来ますよ」とのこと。惜しい! 私は日曜日の夜に帰国でした。
写真の奥の右にうつっているひげの若い店員さんは文学に詳しく、私がたずねたら、いくつも関連の本を出してくれました。

下北沢のB&Bみたい。



Panta Rhei (Hernán Coretés, 7, Madrid) 

美術関係の本が充実しています。日本のPie Books の本が何冊も並んでいてびっくり。ロンドンの業者からとりよせているそうです。 絵本もたくさんあります。

Kiriku y la bruja (Rafael Zarazar Alonso, 17, Madrid)

レティーロ公園の東側にある、子どもの本の専門店。

La Central (Postigo de San Martín, 8, Madrid) 

バルセロナに本店がある、文学の強い書店。マドリードの店は、1階にカフェがあります。

Rikkitikkitavi (Santiago, 4 , Madrid)

本屋さんではないけれど、イラストレータのTeresa Novoa さんが経営しているTシャツなどのお店が、Mar de Letras と同じ通りにあります。はじめて出した絵本が学研のワールド絵本シリーズの2点で、ブリュッセルにいる息子さんが日本好きだとのこと。
Tシャツは、みんなオーガニックコットン。赤ちゃん用からあるので、プレゼントにもいいですよ。